第2回 サーキュラー
先般、日本民俗学会第63回年会のご案内をさしあげましたところ、約370名のご参加申し込み、ならびに約130名のご発表申し込みを頂きました。心よりお礼申し上げます。
さて、このほど年会の詳細が決まりましたので、第2回サーキュラーをお届け致します。
つきましては、同封いたしましたお申し込み内容をご確認の上、参加費等のお振込みやご発表要旨の提出など、期日までのお手続きを何卒よろしくお願い申し上げます。
日本民俗学会第63回年会実行委員会
年会日程 2011年10月1日(土)・2日(日)・3日(月)
年会会場 滋賀県立大学キャンパス (滋賀県彦根市八坂町2500)
アクセス JR南彦根駅からバスで13分/タクシーで8分
JR彦根駅からバスで16分/タクシーで10分
※バスについては日程にあわせて増発を予定しています。
昼食について 会場付近には飲食店・コンビニエンスストアーなどは一切ございません。
1日については会場に小さな喫茶店があり軽食のみ提供させていただきますが、小規模なため事前に食事をお取りいただくか、各自ご持参いただければ幸いです。
2日については昼食時に大学生協食堂を開店いたしますので、そちらをご利用いただくか、各自ご持参ください。
宿泊について 年会実行委員会では、ホテル等の宿泊施設の斡旋は一切行いません。
彦根市周辺にご宿泊を予定されるみなさまは、ご宿泊の施設を含むご予定を余裕をもって立てられますようお願いいたします
プログラム 10月1日(土)
9:30~10:00 理事会 (滋賀県立大学 交流センター研修室にて)
10:00~12:00 評議員会(滋賀県立大学 交流センター研修室にて)
12:00~ 受付開始
12:20~ 伊吹山奉納太鼓踊
13:00~16:30 公開シンポジウム「景観をめぐる民俗と歴史」
(滋賀県立大学 交流センターホールにて)
16:30~17:50 研究奨励賞授賞式・会員総会
18:15~20:15 懇親会 (滋賀県立大学 生協食堂にて)
10月2日(日)
9:00~ 受付開始
9:30~12:00 研究発表(午前) (滋賀県立大学A棟教室にて)
12:00~13:00 昼食・ポスターセッション解説
13:00~16:30 研究発表(午後) (滋賀県立大学A棟教室にて)
10月3日(月)
9:00~15:00ごろ 見学会
(湖北コース:長浜市菅浦・長浜など)
(湖東コース:東近江市妙法寺の勧請吊り・近江八幡水郷など)
※ 見学会の集合場所は9時に彦根駅東口、解散は米原駅を予定しております。詳細は参加者について第3回サーキュラーに同封いたします。
※ 2日の開始・終了時刻は発表プログラムの確定する8月下旬に最終決定
いたします。決定内容は第3回サーキュラーでお知らせいたします。
参加費等の納入について
年会参加費等は以下の通りです。
年会参加費 4,000円(当日5,000円)
懇親会費 5,000円(当日6,000円)・学生4,000円(当日も)
見学会参加費 5,000円(両コースとも・当日参加は受付けません)
○年会参加費・懇親会費・見学会参加費ともに納入期限は8月26日(金)です。期日にて振込み口座を閉鎖いたしますので、以降は当日にお支払いください(その場合、1000円高くなります)。
○一度納入いただいた参加費はいかなる理由があっても返却いたしません。
○発表をお申し込まれた方の場合、期日までに大会参加費および2011年度会費を納入いただかないと、発表辞退として扱われますので、十分ご注意ください。
参加費等納入方法
同封の「払込取扱票」に必要事項をご記入の上、下記ゆうちょ銀行振替口座にお振り込みください。振込手数料につきましては、恐れ入りますがご負担願います。
【口座番号】00910-4-194958
【加入者名】日本民俗学会第63回年会実行委員会
※事前に領収書が必要な方は、年会実行委員会事務局までご連絡ください。
研究発表要旨の提出について
一般発表、グループ発表に申し込まれた方全員が、「研究発表登録票」と「研究発表要旨」を期日までに年会実行委員会へ提出いただく必要があります。期日までに提出されなかった場合、発表は辞退されたものとして扱われますので十分ご注意ください。
【送付期限】2011年8月5日(金)必着
○「研究発表登録票」は、「研究発表要旨」に添付しご送付ください。内容に誤りや変更がある場合には朱書にて訂正してください。(使用機材の項目にご注意ください。)
○「研究発表要旨」は以下の執筆要領を参照して作成の上、打ち出し原稿とデジタルデータの両方をご提出ください。打ち出し原稿は、「研究発表登録票」とともに同封の返信用封筒にてお送りください。(切手は各自おはりください。)デジタルデータはメールの添付ファイルにて以下のアドレスまでお送りください。
【送付先アドレス】mingaku63@gmail.com
【メールタイトル】発表要旨(発表者氏名)
【原稿ファイル名】発表者氏名
※返信用封筒にフロッピーディスクを同封してお送りいただくこともできますが、できるだけメール添付でのご提出をお願いいたします。
※手書きの場合は楷書体で、原稿用紙に1,400字以内でご記入ください。事務局でデータ化し体裁を整えさせていただきます。但し、発表者校正はございません。
発表要旨執筆要領
【ファイル形式】Microsoft Word ファイル(doc, docx)あるいは一太郎ファイル(jtd)
【ページ設定】A4縦長1頁、横書き、40字×40行、余白(上下左右)25mm
【フォント】和文:MS明朝、英数字:Century、サイズ:10.5pt
【発表題目】ページ最上部中央に発表題目を12ptのフォントサイズで記載してください。副題を含め、発表題目は研究発表登録票と一致させてください。発表題目の下中央に10.5ptのフォントサイズで氏名を記載し、その右側にかっこ書きで所属都道府県名をつけてください。
【要旨本文】 要旨本分は発表者氏名より1行空けて書き始めてください。図表の挿入は可能ですが、写真の挿入はお控えください。なお、出来上がりは白黒印刷になります。
関連事項
※一般発表は発表20分・質疑応答5分・移動5分を1ユニットとします。
グループ発表については次頁を参照ください。
※発表内容は未発表のものに限ります。重複発表が判明した場合は、参加費の納入の如何にかかわらず、発表をお断りすることとなります。
グループ発表要旨の提出について
グループ発表の代表者は、個別の研究発表要旨とは別に、グループ発表全体についての要旨を期日までにご提出ください。
【送付期限】2011年8月5日(金)必着
○代表者を含め、グループ発表にて発表される方は、別途研究発表要旨の提出が必要となります。前頁を参照の上、お忘れなくご提出ください。
○「研究発表登録票」は、「研究発表要旨」に添付しご送付ください。内容に誤りや変更がある場合には朱書にて訂正してください。(使用機材の項目にご注意ください。)
○「グループ発表要旨」は以下の執筆要領を参照して作成の上、打ち出し原稿とデジタルデータの両方をご提出ください。打ち出し原稿の送付には、同封の返信用封筒をご利用ください。(切手は各自おはりください。)デジタルデータはメールの添付ファイルにて以下のアドレスまでお送りください。
【送付先アドレス】mingaku63@gmail.com
【メールタイトル】グループ要旨(代表者氏名)
【原稿ファイル名】代表者氏名
※返信用封筒にフロッピーディスクを同封してお送りいただくこともできますが、できるだけメール添付でのご提出をお願いいたします。
※手書きの場合は楷書体で、原稿用紙に1,400字以内でご記入ください。事務局でデータ化し体裁を整えさせていただきます。但し、発表者校正はございません。
発表要旨執筆要領
【ファイル形式】Microsoft Word ファイル(doc、docx)あるいは一太郎ファイル(jtd)
【ページ設定】A4縦長1頁、横書き、40字×40行、余白(上下左右)25mm
【フォント】和文:MS明朝、英数字:Century、サイズ:10.5pt
【発表題目】ページ最上部中央に発表題目を12ptのフォントサイズで記載してください。副題を含め、発表題目は研究発表登録票と一致させてください。発表題目の下中央に10.5ptのフォントサイズで氏名を記載し、その右側にかっこ書きで所属都道府県名をつけてください。
【要旨本文】 要旨本分は発表者氏名より1行空けて書き始めてください。図表の挿入は可能ですが、写真の挿入はお控えください。なお、出来上がりは白黒印刷になります。
関連事項
※グループ発表の時間枠は、一律90分となります。枠内の時間配分は、代表者にお任せいたします。
※グループ発表には適宜、コメンテーター等を設定していただくことができます。登録は必要ございませんが、代表者の「研究発表登録票」通信欄にコメンテーター等の氏名をご記入くださればプログラムへの記載をいたします。なお、学会側から座長を配置いたしますが、グループ発表の討論等には関与いたしませんのでご了承ください。
使用機材について
使用できる機材は、PC用液晶プロジェクタ(D-sub 15pin端子使用)・書画カメラ(実物投影機)です。PC本体は実行委員会でWindows機をご用意いたします。パワーポイントをお使いの方はPowerPoint2003でデータをお作りください。またMac機をお使いの方については、研究発表登録票の使用機材欄にその旨をご記入の上PC本体および対応するアダプターをお持ち込みください。動画など他のソフトをご使用の方も使用機材欄にご記入ください。LANの設備はございません。申込時の使用希望機材に変更がある場合には、研究発表登録票の使用機材欄を訂正してください。
当日配布資料について
発表者は当日に資料を配布していただけますが、実行委員会でコピーの対応はできません。また会場近くにコンビニエンスストアーなどはございません。必ず事前にご用意ください。
書籍販売について
会場に書籍販売コーナーを設けます。販売を希望される団体・出版社様は、下記の要領でお申込ください。委託販売はお受けできません。会場の都合で十分なスペースを確保できない場合も予想されます。予めご了承ください。
販売は10月1日、2日に限ります。販売場所は1日、2日で移動いたしますので、両日とも販売を希望される方は実行委員会の指示に従い、1日目の総会終了後に書籍等の移動をしていただく必要があることをご承知おきください。
【申込期限】2011年8月26日(金)
【申込方法】原則としてE-mailでの受付となります。
送付先アドレス : mingaku63@gmail.com
メールタイトル : 書籍販売希望(団体・出版社名)
【申込事項】(1)団体・会社名、(2)ご担当者の氏名、(3)住所、(4)電話番号、
(5)FAX番号、(6)E-mailアドレス、(7)主要なお取扱書籍のタイ
トル、(8)お持込み箱数、(9)販売日、(10)搬入方法
【搬入搬出】当日のお車による搬入搬出は可能ですが、申し込みの際にお知らせください。ただし駐車箇所から販売場所までは若干の距離がございます。
そのほかの方は必ず下記の要領を厳守の上、宅配便をご利用ください。
(1)配達時間指定のできる宅配便をご利用ください。
(2)配達時間を「9月30日午前中」、配達先を「〒522-8533滋賀県彦根市八坂町2500滋賀県立大学人間文化学部 市川研究室気付日本民俗学会第63回年会実行委員会」宛、配達先連絡電話を「0749-28-8415(市川研究室)」としてください。これ以外の指定をされた場合、実行委員会では対応しかねます。
(3)実行委員会において受領した書籍は、当日受付窓口にてお引渡しします。
なお、搬出については、2日の終了時刻間際に、宅配業者が会場に出張し、宅配便引受業務を行う予定です。詳細については、お申込いただいた団体・出版社様に追ってご連絡いたします。
今後の予定
プレシンポジウム 7月30日(土)
発表要旨提出期限 8月5日(金)
書籍販売申込期限 8月5日(金)
参加費等納入期限 8月26日(金) これ以降は当日料金となります
第3回サーキュラー 9月上旬発送予定
内容・・・各発表会場プログラム、会場案内、発表案内
※上記参加費等のほか、2011年度会費未納入の方は8月5日(金)までに納入をお済ませください。発表をお申し込まれた方の場合、期日までに大会参加費および2011年度会費を納入いただかないと、発表辞退として扱われますので、十分ご注意ください。会費の納入方法は、参加費等の納入方法とは異なります。
詳しくは学会事務局までお問い合わせください。
【学会事務局】E-mail:folklore@pop21.odn.ne.jp/TEL:03-5815-2265
公開シンポジウム
テーマ 景観をめぐる民俗と歴史
日程 2011年10月1日(土)13:00~16:30
会場 滋賀県立大学 交流センターホール
企画趣旨 琵琶湖畔で開催される本年の年会では「環境・景観」を総合的なテーマとし、一般発表・グループ発表においても可能なかぎり「環境・景観」を意識した発表をお願いしてきた。
日本民俗学では1990年代以降、環境に関する研究が蓄積されてきている。研究の中心は人が自然をどう利用してきたのかという点にあり、環境とはいえ自然環境がその中心的な研究テーマであった。しかしながら環境は人と自然、あるいは人と人の相互作業の結果として存在しており、今後はより広い視野で環境をとらえていく必要があるだろう。
今回の公開シンポジウムでは「環境」を幅広く捉えるための視座として「景観」に注目したい。もとより民俗学の立場からの景観とは、人が生活のなかで自然とかかわりあいながら構築してきたものを意味している。景観は歴史のなかで絶えず変化を遂げながら、さまざまな意味を付加されてわれわれの眼前にある。付加されたイメージがわれわれの意識を強く支配することも多い。このような景観に対してどのように対峙することが可能なのであろうか。シンポジウムでは民俗学・社会学・歴史学の立場からそれぞれ景観にかかわる具体的な問題提起をしていただき、それに対して民俗学・地理学の立場からのコメントをつけ、会場からの意見も交えて、民俗学がいかに「景観」にアプローチできるのかを考えたい。
スピーカー
「『景観保全』という課題-文化財保護制度を中心に-」
才津祐美子(長崎大学)
「景観を凌駕する経験-「村の日記」から」
古川彰(関西学院大学)
「「京都らしさ」と景観の近代」
高木博志(京都大学人文科学研究所)
(コメンテーター)
今里悟之(大阪教育大学)・川村清志(札幌大学)
(コーデイネーター)
市川秀之(滋賀県立大学)
プレシンポジウム (第857回 日本民俗学会談話会)
テーマ 文化的景観と原風景
日程 2011年7月30日(土)13:00~16:30
会場 滋賀県立琵琶湖博物館ホール(滋賀県草津市下物1091)
【交通手段】(1)JR琵琶湖線草津駅下車。
(2)草津駅西口から、近江鉄道バス、烏丸下物線烏丸(からすま)半島行き乗車、琵琶湖博物館前下車。
共催 京都民俗学会 / 滋賀県立琵琶湖博物館
企画趣旨 本シンポジウムでは景観と民俗のかかわりについて議論するが、景観のなかでも近年文化財の範疇に含められた文化的景観に着目する。文化財保護法にいう文化的景観とは「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地」を指し、民俗学が積極的に発言すべき対象といえる。しかしながら、現実には民俗学の知見がどこまで汲み上げられてきたのかも定かではない。
文化的景観の価値については、しばしば景観の重層性というキーワードが使用される。これは、現在の文化的景観は、地域における生業や生活の変化に対応した土地利用が累積して現出したものであるという理解に基づいている。今日、文化的景観として捉えられることの多い里山や棚田も歴史の中で形成され変化してきたものであり、今後も変化し続ける。制度としての文化的景観は、その累積を評価するものであるが、その過程で評価や保護の対象となった景観の価値は固定化され、リアルな生活や生産が生み出す景観との間に齟齬をきたすことも考えられる。文化財選定による価値付けを受けたメデイアからの発信はこの価値の二重性をさらに拡張していくことも考えられよう。
代表的な棚田や水郷を紹介するとき、なつかしい日本の風景といった表現がよく用いられる。このような原風景論を民俗学の立場から再考するときにも文化的景観はよい題材となるだろう。シンポジウムではこれらの問題点を踏まえ、民俗学・歴史学の立場から多角的に文化的景観と原風景論の関係について考えたい。
パネリスト
「文献史学における「景観」―日本中世史を中心に―」
水野章二(滋賀県立大学)
「錯綜する祭りへの眼差しー石川県輪島市皆月山王祭りの景観の再構成」
川村清志(札幌大学)
「「故郷の精神誌」再考ー原風景論と民俗学ー」 篠原徹(琵琶湖博物館)
(コメンテーター)須藤護(龍谷大学)・菊地暁(京都大学人文科学研究所)
(司会) 村上忠喜(京都市文化財保護課)
日本民俗学会第63回年会実行委員会
滋賀県立大学人間文化学部市川研究室気付
522-8533滋賀県彦根市八坂町2500
tel 0749-28-8415
fax 0749-28-8511
Email mingaku63@gmail.com